引き出しを開けたら・・・
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「本棚とこれ、婆ちゃん家から貰って来た」と長男(管理人)が自宅玄関に懐かしい代物を。両方とも亡き父が使っていた物だった。本棚は釘一本使っていない物、そして卓上本立ては引き出しがあっていつも父の勉強机の傍らに置いてあった。引き出しの中にはインク瓶、万年筆、字を書いた後インクを吸い取る物、そう丸い取っ手を握って左右に揺らす物等が入っていた。
勉強部屋に入ると怖くて声を掛ける事さえ出来なかった父、いつも苦虫を噛み潰したような顔をしていた父、晩年の父からは想像できない想い出が次々と湧き懐かしい時間だった。
ニスを施し綺麗になったそれらの物はこれから当分長男が使う。
コメント
コメント一覧 (6)
大切にされるでしょう。
教育者のお父様でしたから、生涯勉強されていたのですね。
父は棟梁でしたので、働くばかりでしたよ。
機用で何でも作っていましたけれどね。(^^ゞ
晩年の父は勉強に無縁でしたからこの本箱も本立てもすっかり忘れていました。
ホント持ってきたときは懐かしかったですよ。
misakiさんのお父様が棟梁だったとは知らなかったよ。
misakiさんの器用さは父親譲りなんですね〜
(^_^)/~
すごく存在感があった父上なのですね、それに比べて私は!
私の父は職業軍人ですが、教育畑を歩んで、自分の子供より、“生徒さん”を可愛く思ったようです。(^_^)/~
昔の親は厳しかったがある意味では自分の生き方、意志を貫けたのでしょうか。
確かに「生徒」の事に心を傾けていましたね〜
退職し初めて自分の父になった、そんな気がしました。
mhさんも存在感十二分でしょう、ご謙遜を。
父自身も肩の荷が下りたんでしょうね。
この頃には私の子供(管理人)も生まれていましたから可愛がって・・そんな時間の余裕も有ったようです。